ポルクロル島の素敵な歴史

ポルクロル島は素敵な歴史のある、ロマンティックな島です。 

この島は実は結婚の贈り物として、1912年にベルギー出身のフォルニエ氏が奥様にプレゼントした愛の証の島なのです。 

素敵だけど、贈り物の規模が違いますね。フォルニエ氏はメキシコで金鉱や銀鉱を経営し富をなし、1911年に結婚した奥さんと新婚旅行で、色んなところを旅行しその中のひとつとして、この自然がいっぱいの美しい色の海のある、ポルクロル島を訪れ、たいそう気に入りプレゼントしたそうです。現在もメキシコにあるような建物が島の中でも見受けられます。 

 

1912年と1934年にはヨーロッパでは戦争が起こり、1929年の世界恐慌でフランスも経済に打撃を受けましたが、フォルニエ氏一族と雇われている人たちは、島の中での自立した経済を営み、切り抜けました。この頃から環境や島の自然を大切にし、島でフォルニエ氏のために働く人には医療費免除や、保険のシステム、子供を預かる託児所システムなども早くから取り入れ、社会福祉にも貢献しました。 

 

1971年にイエール市がこの島を購入しましたが、今もフォルニエ氏一族が所有する土地やホテル、ブドウ畑、ワイナリーなどがあり、観光の開発にも努力を努めています。町の中にはFOURNIER通りがあり、フォルニエ氏の家もあります。 

 

6月のポルクロル島は晴天が続き、ブーゲンビリエやサボテンの花、黄色い花などがあちこちで咲いて、エメラルドグリーンの海とともに島をカラフルに彩っています。